与うるは受くるより幸いなり


        

         父の庭にほころびかけた花一輪


        

         サトウハチローさんの詩の陶板



    実に拙い歌を二首


  たおやかな白き骨にて義母の在りひととせののち義父つきゆけり

  たくましき大腿骨の箸に重く義父人生のそのものと見き