鎌倉 游古洞(ゆうこどう)

鎌倉駅の踏切のすぐ近くにある古書店です
といってもいろんなものがおいてあって
店先を見ただけでは何屋さんかわからないほどです


「私、古本屋をやりたかったんだけどね
 お客さんが あれこれ持ってきて置いてくれないかっていうから
 こんなことになっちゃったのよ」といつか話してくれた
「立原正明って云う人はあれね 若い時は夢中になって読んだけど
 今読むとなぜ男のくせに女の心の機微が解かるのかしらって思うのよ」


私がずいぶん以前から頼んでいた本があった
「多分入るとは思うけれど8千円はするわよ」 でも読みたかった
それが! 復刻版で出版された


      


      


      


「昔日の客」は古書店の店主が多くの作家達との交流を
ちょっとコミカルに・・?・・・いやあるがままに綴った物語
実に面白い ご一読をお薦めするものである
復刻版が出たので予約をキャンセルに行ったが
オーナーさんはたいてい留守で言付けを頼んできた


さて「游」とは「泳ぐ」 「古」は古書
「洞」は婦人の部屋と意味を知った  
オーナーは女性である なるほど