古書店


どんな時も本が私を守ってくれた 読むことが鎧のようだった
実社会は本の中に凝縮されていたから
二千年前にも近未来にも自在に行き来できている
近頃は脳の中さえ覗きこむことができる
新聞であれ本であれ「嘘ではないが真実ではない」
それをふまえて わたしは活字の中毒である


馴染みの古書店がある
店主は女性 
「みんながいろんな物を持ちこんでくるから何屋だか解んないわね」
絶版になった本を欲しいと云えば即座に返事があるし
「立原正明って男なのにどうして女が解るのかしら」など
独り言のようにつぶやくのを聴いて楽しい


こんな版画があった 欲しいとも思わなかったが
次回は値段を訊いてみよう
外に置いてあるから安いのだろう・・・か? そうでもないか



        

       ありがとう約束きっと守るから   ゑ


あぁ 作品に文字入れなどしていいのだろうか 「やっちまった!」
品の無い言葉遣いで申し訳ありません


猫の耳の包帯が気の毒でつい寄りそってしまいましたニャン




               (=^・^=)