サボテンの花・・・

財津和夫の「サボテンの花」という切ない恋の歌があった
繰り返し息子が聴いているメロディと歌詞が 
もうこう どうしようもなくせまってきて
これは万人に共通の如何ともしがたい恋心というものだと
たいした経験はないけれど
素知らぬ顔ではなうたで台所などしていた思い出がある


親子とは思い出を二度共有するのだと思う
一度目は幼い子供を育てながらの本の読み聞かせや歌をうたってやること
それで子供は記憶にとどめて成長する
二度目は子供が持ち込んでくる様々な情報を親もいっしょに経験するのだ


だから不思議ではなく思い出話が時をへだてて繰り返すように
からまりあって離れられない親子関係となる


不思議な「サボテン」に出会った
まるで武道館の屋根の上の「たまねぎ」のよう


       


       


名も知らぬ遠き島より流れ寄る椰子の実ひとつ

故郷の岸をはなれて 汝はそも波に幾月

思いやる八重の潮々 いづれの日にか国にかえらん


サボテンも椰子の実も遠い国からやってきた
サボテンは根付いてこうして新芽を出している
名も知らぬサボテンは花を咲かせるのだろうか



      追記 今調べてみたところによると
         名前は葵角殿(ソウカクデン)和名タマルツルクサ
         南アフリカ原産 ヒヤシンス科
         価格3980円也

         繁殖は種まき 夏は水なしで休眠(いいなあ)8:30