本棚の賢治と開高健さん
じっとトランクルームの本棚の前に立ち背表紙をながめた
何十年と開いていない本を手にとった
古びているが 中はまっさら 若い私の目が帰ってきた
この詩とメロディが好きだ 懐かしくて どこまでも続く道のよう
はがき十円 今は50円 長く生きたものだ
本には 切手を貼るこんなハガキが・・・懐かしい
開高健さん 読んだのに記憶がない
難しいなぁ 若さが読む力だった
高いところから何とお思いになっておられるのだろう
「UR]うる(東邦書房)という本どなたか憶えはありませんか
正直言って 私は賢治が好きではない「よだかの星」は一番きらい
虐め物語だ 夜空の星になって光っていたとて何になろう
国語のこの時間だけは我慢の日々だった
開高健さんのお墓にはたまに手を合わせる
この方が某賞の選考委員だったころの作品は良い
「龍之介名は貸さぬぞと言っている」ゑぽむ
開高健さんを思って作句した
本当に優れた頭脳の持ち主はみな逝ってしまった
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