友はみな遠くに在りて


        

       纏足の憐れをさそう四角ばり  ゑぽむ



        

       石橋を叩き壊してしまうだろ  ゑぽむ




暑いからといって不機嫌なわけではない 


昨日 仙台の友人からメールがあった


義父上の二七日となったという


彼女は二人姉妹の長女であったから両親を全力をそそぎ見送り


今 ご主人の親を見送ることに相成ったのだ


長男の夫と結婚すれば 当然のこと嫁の肩には重いものが・・・


義姉という存在は大きい


他人でありながら姉となる


私もずいぶんな侮辱を受けたのは事実だ


ほぼ黙っているしかない


親を失った悲しみは先に味わっているから多少の暴言は我慢


友は悲しんでいた あらゆることを一人でこなした疲労


何故? これは愚痴の部類に入るのだ 解っている


内なるものに問いかける 見返りなぞ欲していたわけではない


私の友人たちは今 両親を見送る時を迎えている


順繰りに誰もが通る道


逆縁を味わう苦しみ悲しみに出会うことなく生きてきた


それは奇跡と言える








               ・