異才面談
佐高信・「異才面談」七ツ森書館を読みつつあった
するとなんとhateheiさんの記事と同じ事項が
対談形式で分かりやすく、身に迫って書かれていた
神田香織さんという1954年福島県いわき市生まれの講談師として
新境地を切り拓いている方だ
佐高「福島県立医科大学の山下俊一副学長の発言もね。」
神田「ひどいですよ。あの人は子供に向けて、ニコニコ笑っていれば
放射能の被害は受けません、クヨクヨしていれば受けますから
明るくしなさい―というようなことを言ったんです。
こんな屈辱的なことないじゃないですか」
前後するが書き写しておく
佐高「香織さんはチェルノブイリに行ったことはあるの?」
神田「六年前にはベラルーシに行きました。
立ち入り禁止の村に10分間だけ入りました。
その村よりも郡山市、福島市の線量が高い。
ゴメリとか、ちょっと高汚染地区に行くと、孤児院があって
子供たちが大勢収容されているんですが、その土地では
元気に生まれる子供は十人に二人なんです。
あとの八人はみんな虚弱。
体が小さいですし、知能障がいがある子供がほとんどです。
ですから私達は保養地の斡旋を始めました。」
この本によって隠されている事実を
生で知ることができる
私はしばらく本を胸に抱いていた
多くの方々との意義深い対談
実に実に辛い本だ
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