長い期間本をアップしないでいたが読んではいた
このところじっととらわれの身であったのが「小杉健治」
「冤罪」 「正義を測れ」 「贖罪」 など・・・
プロフィールの写真は穏やかで優しい面差し 1947年生まれ
ひとしきり読み これが最後と手に取ったのが「絆」
これがまた惹きこまれて息をするさえ忘れるほどの本だった
人の心の真実をここまで書ききる才能は 小杉氏の優しさに違いない
夥しい量の読書、裁判の傍聴、法律を見通す能力、
語り口調の淡々としながらの厳しさ
しかしそれはどこまでも登場人物の真実をあらわすためのものだ
久しぶりに佳き作家と本に出会った この出会いを大切にしよう
私の人生に役立てよう
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