2013-04-02 銀の兜の夜 本 花 写真俳句もどき 書の中に白日の下さらされて ゑぽむ 我が家の実情がそっくりに描かれていた 私たち夫婦と太郎と次郎と友人と・・・ 河童は母性と受け止めた その身そのものが凶器となった兄を遠つ国に送ろうとした弟を 背後から止めたのは私だ 父親は内なる激情をもってして命を落としたのだった 最終部に明かされる真実に慄然とした ほっとして見上げる空に残り花 ゑ 満開の桜は恐い 見ないようにして歩いていたが 散り果てようとしている今は 木を見上げることができる なにしろ「桜の木の下には死体が埋まっている」のだ ・