野草の美しい事

        

     ややそなたわらわを摘んでなんとする  ゑぽむ




        

     ねぎの花摘んでつくづく手の臭し    ゑぽむ




        

      文句垂れおやじ健二の妻を知る    ゑぽむ




庭をもたぬことはわたしにとって幸いなり


こうして気に入った部分を切り取って家に連れかえればいいのだ


丸山健二の一面を知った 彼がエッセイを書いていたとは・・・


「田舎暮らしに殺されない法」は痛快だったから


田舎に行こう 地元に帰ろう という一つのスローガンは


いささかはがゆかった   しかし各人の自由なのだ


私は常に単独行動だが それは私に合っているようだ








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