花々のこの頃立ち見うれしけり

流るゝに御身映して咲き垂るゝ ゑぽむ 花影をくっきりとさせ寄り添って ゑぽむ ボス好み花束になり髪揃ふ ゑぽむ すらり立ちなにを言ひ出す白いかほ ゑぽむ 久しぶりに花三昧 俳句もどきも楽しい趣味だ 美容室のボスの好みはいいなといつも感じる 野花は咲い…

活花の心得ありてこの始末

はつなつの風に光に咲きほこり ゑぽむ 桜葉に立浪草を抱かせる ゑぽむ オオデマリの咲くお宅 今年はまことに見事 家主も嬉しかろう公園のベンチに座ると小さな枝が落ちていた連れ帰って青い薔薇のグラスに活けた 白い花が映える アップと同時に大きな地震! …

花の名を訊ねし人のあり知らず

みどりのギヤマンに紫の花 蓋無し急須に盛り花 自作の鉢に三年もののモミジ こわれ土瓶に山野草 山野草をこうして楽しむのがお気に入りだ 時々燃えないゴミの時に頂いてくることもある 「どうしてこんな良い器を捨てるの?・・・ 持って帰って底にガムテープ…

花散って思い出したるだし忘れ

いつか頂いた桜のドイリー この地の花は散ってしまったが 故郷は一と月は先になることだろうと やっと登場の花の色はうつりにけりないたづらに・・・である 与勇輝さんのリトグラフに飾ってみた 彼の人形の目は暗く淋しい この森の妖精は 自然がどんどん開発…

たわむれに本歌取りなぞいたしける

桜花散り果てかねてあはれなり人の占めたる位置のはだらに ゑ にわかにかき曇ったと思うや雷鳴が響き渡り風雨強し そこを歩くのもまた佳きかなとばかりの偶然 花は降る雪のごとくあり嬉しきことかぎりなし 洗濯物の濡れるを見てこの節に外干しででかけてはい…

北鎌から扇ヶ谷を越えてゆき

巡りあう恋しい花の晴れ姿 ゑぽむ 私の窓からのこの木 大好きな木 ソメイヨシノの散る頃に咲く とても楽しみにして待つこの時 そして咲いた白い恋人 カタクリさん初めましての東慶寺 ゑぽむ 北鎌倉匠の市 円覚寺、浄智寺、東慶寺での開催 ふと庭に目をやると…

生協のシュガー君

昨日は生協さんの配達日だった 新人のシュガー君は最初のころはマニュアル通りの事を つっかえつっかえ言っていた 5時間も遅れて別の方の応援で配達されたこともあった 遅れはたった2時間になったのだから大した進歩だ そして「こんにちは!今日は暑いです…

春のひとこま

そと恋し母さん猫は何処かと ゑぽむ ひらひらと車輪となりて春まわる ゑぽむ 美しき誤解ですのと華やいで ゑぽむ ピピは外を見たがる お母さんに会いたいのかなと思う ドアを開けるし「待て」と言えば餌をもらうのをお座りして待つ 利口な猫だ りぼん、コバ…

春爛漫

このような色合わせをばまとひたし ゑぽむ 花影を見し満開の節なれば ゑぽむ 祈る手におとがひのせて静かなり ゑぽむ 立ち去られ祈りの光あるを見し ゑぽむ 本を読み始めても気が散って 手紙を書き始めても書き損じ なんだか何も手につかない日だった 春はこ…

いろんな花

起こされて立たされすぐに咲くすなお ゑぽむ 咲き初めて愛で褒められて喜ばれ ゑぽむ 白菜の花ひそやかに畑飾り ゑぽむ 一歳を待たず歩みし足今も ゑぽむ ・

小さな春

去年摘んで5センチほどの鉢に植えておいたら咲いた野スミレ コケもそこらで採取して敷いておいたらミニ盆栽の風情 ひとり悦に入っている 直径が三センチほどの春緑 ゑぽむ アスファルトの穴からも新緑が芽生えている 可愛いなぁ・・・だぁれも感心していな…

三月三日

鎌倉は鍋に花活け似合うとこ ゑぽむ のぞいてるあなたとわたし目が合った ゑぽむ 桃の節句です 私の小さなお雛様は年中お座り願っています 嫁き遅れの心配はないものですから・・・おほほ・・・ しかしまったく鎌倉と言う町はなんでもありです こんな錆びた…

励みとはいたる所にあるやある

同じ釜の飯を食うた仲だもの ゑぽむ 同じに見えちゃった 姉妹みたいに似ている 別の植物なのに そうね きっと人もず〜っと一緒に居ると似てくるのかもしれない 夫と私は似てきたかしら そういうことってあるらしい よく似た夫婦を見かけるのもの しかし 断じ…

はたまたの俳句もどきでござります

お梅また会えて嬉しいいちもんめ ゑぽむ お遊びはそこまでなのだ痴れ者め ゑ ついニャンを見かけると声をかけて近づく・・・・ この大御所は3メートル接近しかゆるしてくれなかった 威風堂々なり ははぁ。。。と引き下がった これやこの小さきお家のありてこ…

一輪の花から

山茶花を一輪活けたら 夫が「あれ・・・これは淋しいからやめてよ」と どこが? なにが? どうして淋しい? これを見ると一人ぼっちになったような気がするんだって そうかな そうまで一人になるのがこわいのか・・・ こちらは待つことも孤独も充分に経験し…

水仙が咲きこれからが長い冬

陽あたりの良いベランダでプランターの水仙が咲いた 梅より先 梅のつぼみ 紅梅はうすく赤らみ 白梅は白さが透けている 猫コレクションの額 これは宝物 オランダのイヴォンヌ・ストラウスという人の若い時の作品 今は全くちがう前衛的なものを創っている 額は…

早乙女草の実

早乙女草実はあかぎれに効くという ゑぽむ ヘクソカズラと呼ばれては可哀想なる可憐さだったが inuwanさんに「早乙女草」の名をお教えいただいた 字は解らないがこのようにした 青い頃の実の匂いがそんな気の毒な名前になったらしいが 枯れてしまったこの実…

さまざまに

びわの咲く今を今をと知り詫びを ゑぽむ びわの花が今の時期に咲くなんてちっともしりませんでしたnikkokisugeさんにお教えいただきありがたいことです次の日に実に地味なる花を愛でることができました 回収も改宗もまたむりな過去 ゑぽむ この上なく可愛ら…

静寂

三時過ぎの目覚めだった 静寂 しじま 夜明け前がいちばん暗いというが そうなのだろうか ガラス戸を開けるには寒すぎて 姉か母と見まごう顔が映るばかり しかし貴重な私の時間 そ〜っとモップをかけて ご飯をセットし ブログをアップ 源氏物語の末摘花の歌に…

実に久しぶりに短歌詠み

人間のなりをしている魑魅魍魎我ら傀儡藁の人形 高飛車に出る快感は知らなんだ何をかもをも放る両の手 化け物の正体見たりそは母とイデオロギーの介入とす ゼラチンのような脳ミソがマーライオンごととどめなく出る 藁束が頭に詰まっていたとても光る季節の…

あれこれと望みなくしてそぼ歩き

うしかえるねこ待ち顔の家おかし ゑぽむ 桐屋敷きり拓かれて影もなし ゑぽむ 敷きつめた赤絨毯の清らなり ゑぽむ 「無事帰る猫が待つのか微笑まし」といった一枚目 楽しい 鬱蒼とした格調高いお屋敷だった 相続のためだろう 木は残されて思わぬ晴れ舞台とな…

秋深み

老夫婦丹精の庭にこぼれ種 ゑぽむ 去年か一昨年か・・・二人で様々な花を植えて手入れしていらした庭 もうそれが叶わなくなったのか 庭を見れば家の事情が解る 荒れ果て しかし こぼれ種が芽吹き咲き 枯れ果てようとしている 向日葵 コスモス グラジオラスも…

静かな秋に学ぶ

十月桜 待ちわびた景色約束たがえずに ゑぽむ この日頃めったに会えぬ少年H ゑぽむ ひたすら勉強に余念のない坊主頭の少年に出会った ゲームでもスマホでもない ノートに鉛筆 没頭している どんなお家の子なのだろうか お母さんはどんな方かしら あぁ こん…

秋の実り

可愛らし小菊の糧の相思ひ ゑぽむ 口開けて待てばこっくりうなづきぬ ゑぽむ 栗の渋皮煮は毎年のこと和小物屋の咲さんが作ってくださる 私は手をかけずに口を開けて待っていれば美味しい思いで幸せ タンポポさんが口を開けっぱなしでいると柿の葉っぱ入るよ…

ささやかな思い

ヒヨドリバナ キキ 右目が白濁 視力に問題なし 大姉様みけに服従の態のピピ 優しいみけ 世界中の幸不幸 日本にも同じく思いがけない災害という不幸がある たまたま こうして穏やかに暮らしていられることを 大いなるものに感謝しつつ心して暮らしていこう 私…

秋の戯れ

セザンヌ この繁茂わが身さいなむ明るさよ ゑぽむ ぴょんぴょんとお座敷ぼっこやってきた ゑぽむ 秋の花はどれも静かに咲くものだ セイタカアワダチソウも明るく風にそよいできれい でも 目がかゆい 座敷童子のことを「お座敷ぼっこ」と呼ぶ地方は本家 ・

金木犀

笹りんどうの一つ紋にて装いぬ ゑぽむ 時を着る裾模様とて匂やかに ゑぽむ 金木犀も銀木犀も咲き誇り あっという間に散り果てている そして地を美しく彩っている 花の香りは季節を気付かせてくれて 心にしみて生きたかりけり・・・という気持ちにさせてくれ…

秋の花香りてさみし空たかく

金木犀の流るる道をそぞろゆく ゑぽむ 民さんは野菊のようなひとなんだ ゑぽむ 思うことがうまく伝えられないことがある どれほど言葉をつくしても汲めないこともある それはそれで致し方ない 季節はそんな人間の瑣末なことなぞ通り抜けて 秋の香りを漂わせ …

キキの顔何思うやら猫心地

なでしこのうてなに鳴くはほととぎす ゑぽむ 月の輪の猫の何処をみゆるかな ゑぽむ やっと キキの顔が撮れました 真っ黒で目鼻も黒ですから なかなかアップできませんでした 可愛い顔をしているでしょう 猫親バカです!(^^)! もう安心していいのよ 大丈夫よ …

野草の美しい事

ややそなたわらわを摘んでなんとする ゑぽむ ねぎの花摘んでつくづく手の臭し ゑぽむ 文句垂れおやじ健二の妻を知る ゑぽむ 庭をもたぬことはわたしにとって幸いなり こうして気に入った部分を切り取って家に連れかえればいいのだ 丸山健二の一面を知った 彼…