写真俳句もどき

ふるや降りふりこめられて手のすすみ

なんということか 降れば大雨である 良き季節がなくなってしまい暑いか寒いかであり 薄い長袖やコートを着ることも無く蒸し暑い梅雨がきた 今朝はほの白い空である 小雨ならば歩き良い 美味しそう総菜などを買わんとす ゑぽむ 一生懸命に料理をこしらえてい…

指先に花を咲かせて媼笑む

まりんかさんに頂いたマニュキュア 3回重ね塗りして花をつけた マニキュアに梨花咲かせお礼とす ゑぽむ ネイルカラーアートというのがある ちょっと真似してこうしてみた 腕が木で指が枝 そして白い花が咲いた! まりんかさん ありがとうございました 楽し…

私の味方は私自身

トア・エ・モアのアルバムに入っていた歌 曲の題名が思い出せないが 歌詞が印象的だった「世界中の 人が皆 敵になっても私は あなたの味方なのよ・・・」こう言ってくれる人がいたなら どんなにか心強く幸せだろう そう思った そんな人がいつの日か現れると…

ほたるぶくろが咲きはじめた

ホームを歩きながら あと1分だわと思っていたら (次の電車は20分遅れとなっております)とアナウンス 「え!? 20分も」と声に出したら 白髪のご年配と合唱になってしまい 笑い合った たった20分 されど20分 本が取りだして 柱にもたれて読みだす…

読む創る拾い頂戴ものばかり

買ったのは上の大きなイギリスのボタンのみ これはアップルジュースといい直径5センチの大きなもの (素材はルーサイト&ベイクライト) あとは拾ったり頂いたりをリメイクした 真っ白なシーツにぐっすりてんと虫 ゑぽむ ・

どくだみ咲いた!

わたくしの跡に小道の出来しこと ゑぽむ やゑさんがまたくちゃくちゃと来なさった ゑぽむ 真っ白なドクダミが今盛りである どうしてこんなに白いのか 深い緑のなかにスノーホワイトのようだ 今朝は眠たくてこっくりこっくり居眠ってアップが遅くなった こう…

時でなしおかざりたてたり松飾り

剪定に通りがかりの松飾り ゑぽむ いつもの道を歩いていると向こうから紅葉の枝を持ったご婦人が 歩いて来られた なんと大きな・・・?・・・・・ なるほど! 剪定しているお宅の道路側にいっぱい落ちていた 行く道とて大きなものはいただけない 「これ下さ…

越後屋よおぬし悪よとお代官

大判と小判とありて越後屋さん ゑぽむ コバンソウが繁茂している なんだか見ているだけでお金持ちになった気分 でもこんなにはいらないなあ 大判が一万円くらいだとすると二十枚あれば贅沢な生活が出来ちゃう! 原っぱでもお代官様と商人のやりとりがあるの…

初夏なりき懐かしの人想いつつ

この花の翁に逢えぬこの頃ぞ ゑぽむ いつもいつもすれ違っていた方が見えなくなって久しい 思い浮かぶ姿は 灰色のジャージ 白いTシャツ いつもこの花を右手にもって歩いておられた 日に二回はお見かけしていたが ぱたりと姿を消してしまった 思い起こせば最…

また俳句もどきももどき楽しけり

恥ずかしや寝顔はニャンと隠すべし ゑぽむ 電車で口を開けて寝ているお譲さん! うちのピピってお行儀良し! 見習って下さいね おばさんは平和もどきの日本を憂いているのよ 赤坂で摘みし原種か凛として ゑぽむ 過日東京見物しながら道端で摘んだ草花 直径2…

桑の実から繭へ

線路傍を歩いていると赤い実が! なんと懐かしい桑 鎌倉の駅の間近は桑畑だったのかしら 懐かしの桑の一枝お蚕さん ゑぽむ そして 心づくしが贈られてきた 繭玉のやふな枇杷の実賜った ゑぽむ こうして思い出と幸せはつながる不思議 すべてのことには訳があ…

たまさかの都にありて上の空

永田町とらわれ者等あはれみて ゑぽむ みのじ様ことづかり事あり候 ゑぽむ 人生の墓場といふは白亜なり ゑぽむ 聖母子のおわするに遇う三つ巴 ゑぽむ 誰かある自愛の留守に声かけて ゑぽむ ないないのないないづくしありえない ゑぽむ けふのこと夢のような…

この景色のもりは見ずや心地よし

懐かしや矢車草の揺れる野よ ゑぽむ ドクダミの匂いで守る猫の爪 ゑぽむ むらさきのにほへる妹のメなりけむ ゑぽむ 花を飾ると猫がかじる、ひっかく だからうっかりできないが ドクダミをまぜ活けたらクンと嗅いで何もしない よかった! このところじゃがい…

花々のこの頃立ち見うれしけり

流るゝに御身映して咲き垂るゝ ゑぽむ 花影をくっきりとさせ寄り添って ゑぽむ ボス好み花束になり髪揃ふ ゑぽむ すらり立ちなにを言ひ出す白いかほ ゑぽむ 久しぶりに花三昧 俳句もどきも楽しい趣味だ 美容室のボスの好みはいいなといつも感じる 野花は咲い…

活花の心得ありてこの始末

はつなつの風に光に咲きほこり ゑぽむ 桜葉に立浪草を抱かせる ゑぽむ オオデマリの咲くお宅 今年はまことに見事 家主も嬉しかろう公園のベンチに座ると小さな枝が落ちていた連れ帰って青い薔薇のグラスに活けた 白い花が映える アップと同時に大きな地震! …

へるん先生

先生の名前はへるん蛙好き ゑぽむ ストロベリーさんのところにはたまに和物が持ち込まれます ヨーロッパオンリーのはずが とっても良い方なので 買いとってさしあげるのです「あなたにあげるわ」嬉しい! 和物なら私はやや得意です なにしろ十代から「銀花」…

わたくしは自分で立つわお父さん

パパ頼りいついつまでか私立の子 ゑぽむ 小学校一年生 電車で私立に通う子はお父さんの通勤に手をつなぎ きっとドキドキしながら電車に乗るのでしょう 混む電車の中でお父さんは守ってくれます でもきっとすぐに「パパ私はひとりで大丈夫よ!」という日が来…

香をあげ偲ぶ父上春ですよ

これは私です 義父のためにお線香に火をつけようとしています hohsiさんが撮ってくださっていたのでした ちっとも気付きませんでした 涙声になりし夫の感無量 ゑぽむ メールでデータ送信して下さった画像をプリントして 夫に見せたら しばし見入って・・・声…

人生の旅愁はかくも温もりて

虫愛ずる幼なの深き心あり ゑぽむ 虫の天敵のような私だった 殺生ばかりしたものだ カタツムリのビン詰 蟻の巣荒し トンボの羽もぎ 蜘蛛の糸巻き 小さかったから罰があたらなかったのかもしれない 反省して「ごめんなさい」と謝ってお詫びして謝罪して告解し…

信州の旅の続き

なんと可愛らしいお地蔵様でしょう お菓子屋さんに飾られていました いつか真似して創ってみたいです 今からだったら出来そうな気がします オブジェのトンボは青空に映えてぐんぐんとミシミシと飛んでいました 子どもの頃にどうしても欲しかったオニヤンマ …

信州の旅

在来線お願いします駅員さん ゑぽむ おとな木に守られおりて可憐なり ゑぽむ やわらかき葉布団ぬけておはようさん ゑぽむ 母は押し吾に清かな道示し ゑぽむ 信州の旅は一泊では実にもの足りなく思われました 三泊はしてゆっくりと歩いてみたいものです 春を…

花散って思い出したるだし忘れ

いつか頂いた桜のドイリー この地の花は散ってしまったが 故郷は一と月は先になることだろうと やっと登場の花の色はうつりにけりないたづらに・・・である 与勇輝さんのリトグラフに飾ってみた 彼の人形の目は暗く淋しい この森の妖精は 自然がどんどん開発…

猫も子ももの言わずして春なりき

この距離を保つニャンズの心持ち ゑぽむ 猫たち 花 お気に入りのお皿 身近にいてくれる心和むものたち 誰にでも心安らぐ時とこの子たちのようなもの言わぬ家族がいて こちらが勝手に語りかけてもなんら言葉をさえぎったりしない さて もの言わぬキミがドアを…

自然とはかくも正しく美しく

ひんがしに陽と飛行機のゆくを見し ゑぽむ 日が長くいつまでも明るく 朝は早くから明るい あぁ お陽さまが丸い カメラをっと取ってくる間に 竹林の笹葉の中にあり自然はかくも美しい うら若き研究者を矢面に出し すきなだけ追いつめる 街の声を聴きましょう…

試みが上手く出来たと上機嫌

きみの花散り敷き広げ抱くなり ゑぽむ 満開の桜を見上げることは少しこわかった 散り果てる前の若葉のまじった桜は実に好ましい 木の影法師に句を入れて根を枝に見立てて嬉しいこの季節 この試みは吾ながら成功と自信作 恥ずかしいが・・・ デパ地下に退色を…

スーパーでのこと

この街に乙女桜が商われ ゑぽむ ママ抱っこ動かないもん春真昼 ゑぽむ スーパーで買い物していたら 小さな声「おねがいします あら行っちゃったわ・・・」 カートを押しているご年配の女性 目で「どうしました?」と伺うと このお味噌汁を取っていただけます…

たわむれに本歌取りなぞいたしける

桜花散り果てかねてあはれなり人の占めたる位置のはだらに ゑ にわかにかき曇ったと思うや雷鳴が響き渡り風雨強し そこを歩くのもまた佳きかなとばかりの偶然 花は降る雪のごとくあり嬉しきことかぎりなし 洗濯物の濡れるを見てこの節に外干しででかけてはい…

北鎌から扇ヶ谷を越えてゆき

巡りあう恋しい花の晴れ姿 ゑぽむ 私の窓からのこの木 大好きな木 ソメイヨシノの散る頃に咲く とても楽しみにして待つこの時 そして咲いた白い恋人 カタクリさん初めましての東慶寺 ゑぽむ 北鎌倉匠の市 円覚寺、浄智寺、東慶寺での開催 ふと庭に目をやると…

生協のシュガー君

昨日は生協さんの配達日だった 新人のシュガー君は最初のころはマニュアル通りの事を つっかえつっかえ言っていた 5時間も遅れて別の方の応援で配達されたこともあった 遅れはたった2時間になったのだから大した進歩だ そして「こんにちは!今日は暑いです…

春のひとこま

そと恋し母さん猫は何処かと ゑぽむ ひらひらと車輪となりて春まわる ゑぽむ 美しき誤解ですのと華やいで ゑぽむ ピピは外を見たがる お母さんに会いたいのかなと思う ドアを開けるし「待て」と言えば餌をもらうのをお座りして待つ 利口な猫だ りぼん、コバ…