思い出

小さな目

小さな目小さな手して声をして ゑ 切り絵のようだねと息子が言った あ、そうねぇ 私はただ青い空を透かす小さな葉の虫食い穴をみつけて撮っただけ これどう? 訊いて良かった ただ画像だけアップするつもりだったのに 今朝みたら文字入れしてあった あれ・・…

折り鶴の笑い

宅配便のすき間に新聞紙がつめてあり なにしろ習い性にてクシャクシャを伸ばして読んだ わっはっはと笑った 川柳の欄だ 「 不器用でカラスのような鶴を折り 」 某氏 どうしたらカラスのように折れるのかしら カラスとて姿は良いのだけれど やはり鶴には遠く…

淀川長治さんに出会う

左下にぼんやりあるのは私の指です どうしてこんな画像をアップして平気なのでしょうか ったく! いえいえ 懐かしいこの方のお顔に出会えて感激したのです 「土曜ロードショー」ってありましたね 映画を観てみて観てみて我がものとして どんなに監督、俳優が…

袢衣手綱(はんこたんな)

今夏2度目 ありがたい美味しいメロンをいただいた そして今回の箱の絵がなんとも懐かしく 可愛らしいのでアップ庄内地方に住んだ頃に「わっ忍者みたい!」と思った農作業姿 黒い巾広の布で顔を覆っている 目だけが美しくて印象的だったなあ 色白で瞳の色が…

夏の思い出

かの浜に遊びし姿ガラス色 ゑぽむ 子供らと海辺で遊びつつ晩のみそ汁のヒラ貝やきれいな貝殻を拾った 「これ きれい〜!」網の浮き玉をみつけて得意の声! コロコロするので麻紐で編んで吊った もう忘れてしまったけれど まくらめ編みが出来たらしい なんと…

別れても海馬に乗ってひた走る

人生二度目の本の整理 由比ヶ浜の古書店さんに来てもらおう 同じ本が二冊も三冊もあったりする 読んだのを忘れて買うのである 5ページ目くらいで気付く 癪にさわるが忘れたふりで読む そうだった そうだったなあ 懐かしい過去の自分に出会う作業 教えてくれ…

わたくしは猫である

社宅住まいで「猫」と一緒に暮らせなかったものだから 猫そっくりの(猫)を買って飼っていた それは猫の仲間になって 今こうして居る 仔猫の時は(猫)のそばに寄りそって眠っていたし じゃれついていたりもした ピピはまだ仔猫なもので こうして(猫)と「…

我が家のゴールデンウィークこもごも

今週のお題「ゴールデンウィーク2014」 ひたすら山野を歩きまわり 物置の整理をした U字溝に落ちあえなく逝った子ヘビ 燻製! 1メートルほどのヘビの抜けがら(目玉付き) 手縫い算盤袋 名前付き 母子合作 お道具箱のふた部分 思い出の品の数々 捨てるにし…

思い出の共有と共感

・クリックして下さい 次郎が部屋を掃除し始めて 「お母さん これお兄ちゃんに送ってやったら?」と 箱を持ってきた 何もかも全部持たせたはずが 「思い出の箱」とラベルに私の字 友達からの手紙 名札 中学の生徒手帳 そして小5の読書カード こみあげる懐か…

へるん先生

先生の名前はへるん蛙好き ゑぽむ ストロベリーさんのところにはたまに和物が持ち込まれます ヨーロッパオンリーのはずが とっても良い方なので 買いとってさしあげるのです「あなたにあげるわ」嬉しい! 和物なら私はやや得意です なにしろ十代から「銀花」…

信州の旅の続き

なんと可愛らしいお地蔵様でしょう お菓子屋さんに飾られていました いつか真似して創ってみたいです 今からだったら出来そうな気がします オブジェのトンボは青空に映えてぐんぐんとミシミシと飛んでいました 子どもの頃にどうしても欲しかったオニヤンマ …

信州の旅

在来線お願いします駅員さん ゑぽむ おとな木に守られおりて可憐なり ゑぽむ やわらかき葉布団ぬけておはようさん ゑぽむ 母は押し吾に清かな道示し ゑぽむ 信州の旅は一泊では実にもの足りなく思われました 三泊はしてゆっくりと歩いてみたいものです 春を…

書を持たず旅に出よう

今日は「新幹線あさま」に乗る 早朝の道を駅まで歩く 去年は「あずさ」に乗った 車窓からの景色はどんどん季節が逆もどりして 年に二度の春の味わいに 本を閉じて景色に魅入った 故郷のそれに似ていて幼心にかえったようだった 「あさま」からの眺めはどうで…

先生

ひところ しきりと古典の講座を受けに横浜に通っていた 「和泉式部」「健礼門院右京大夫」「西行」など 教室には私より10歳以上上の方々 たまにお若い方もいらした 知っている有名な歌はとりあげられることはなく 実に知らないことに心は明るみノートをと…

土曜日の朝寝坊

夕べはほんとうに久しぶりに夫が飲み会だったから 一人でなにやら自由にしていた でもなんだかもの足りなかったな 勝手な事を言っている 本を読んで お裁縫をして 手芸をして パソコンもいっぱいした ここ3、4年のこと鍵を持つようになった夫 以前はいつ帰…

たわむれに本歌取りなぞいたしける

桜花散り果てかねてあはれなり人の占めたる位置のはだらに ゑ にわかにかき曇ったと思うや雷鳴が響き渡り風雨強し そこを歩くのもまた佳きかなとばかりの偶然 花は降る雪のごとくあり嬉しきことかぎりなし 洗濯物の濡れるを見てこの節に外干しででかけてはい…

故郷を捨てるということ

私の身近に「故郷を捨てた人」が4人いる むろん東日本大震災の関係者ではなく ごく普通に生活していながら「捨てる」を実行した人だ 一人目は大学生のときに歳の離れた女性と二人でどこかに行った 住民票の移動もしていないので尋ねあてられなかったという …

鎌倉 円覚寺から

久しぶりに円覚寺に 富士山が青空に白い姿を見せてくれていた あぁ 何度見ても美しい 遠い山並みもまた懐かしく思われる 奇怪な幾星霜の物語 ゑぽむ 何の木にせよ人にせよこんな具合の枝ぶりに驚く いやこういうものなのだろう 幾度も岐路に立っては歩みを進…

三年ぶりのラジカセ

どうしたものか三年前の震災以来 CDを聴くことができなかった しんと耳をすましていないと怖いと感じていたからだ 誰しもが何らかの支障をきたしたのではないだろうか 故郷があのように壊れてしまったこと それは「山の動く日きたる」が不条理な事実になり…

ものの名前

ご年配の頭のきれそうな博士や研究者が なにも知らなかったと言う風に語り始めた 彼等には責務があった筈ではないか 小中学校の夏休みの研究発表でさえ 県大会にもっていくまでには ずいぶんなチェックがはいって 元の元が「これボクの?」になっちゃうでは…

可愛い切手

書き損じたりプリントミスした葉書が数枚あるので ライトパックを買うついでに交換を頼んだ 切手でもいいですよと窓口の方が仰るので 「それなら良かった そうして下さい」と見ると 二円切手が可愛らしい「うさぎ」! 値上げは困っちゃうけれど貼り足すのに…

わたくしの先生方

母の兄であるところの伯父の家によく泊まりに行っていた子供時代 伯父の家は子沢山でわたしのひとつ下の従妹がいて遊んだ お小遣いで本を買い読みふけっていると 「おかあさん EPOMちゃんが遊んでくれない〜!」と泣かれた 長従兄は当時国語の先生になっ…

当選の鎌倉彫をいただいて

いつだったのか忘れてしまったけれど 由比ヶ浜の「ジャックと豆の木」というギャラリーで 鎌倉彫作品展をみて素晴らしい作品の数々に目を瞠った こんなに斬新で細密なものが作られている 受賞した作品はそれはそれは当然のことで見惚れて立っていた そして小…

三月一日

ビバルディの四季のなかで一番好きなのは冬だ そして「みんなのうた」でずいぶん昔に放送されていた この歌詞がとってもいい 母はとてもとても厳しい人だったから 恋しいとは感じなかったのだが 今 やっと母を赦せるようになった 理解ができたのだ なんとい…

眠った思い出

この画をじ〜っと15秒くらい見つめて後・・・さっと 白い壁に目を移して見て下さい 不思議なことがおこります! まあ それはさておき 今朝はいつものように4時前に起きてブログアップしようとして 気がつくと眠っていたのでした 椅子にかけキーボードに手…

命をかけて子を守るということ

この本の作者 古処誠二氏は1970年生まれだ 実に私は瞳目したのだ 氏の作品を6冊読了した 全作品を読むつもりだ 彼が若いということはこの先 ずっと追い続けることが可能ということ なんという幸運な出会いであろうか 小説の態をなしていながら史実を語…

人形の表情

過日 沖縄の娘から電話があった(お嫁ちゃん) 「お母さん 私の携帯は10分で切れば安いんです だから何度か切りますね」 あら お母さんが折り返しかけるわよ! そう言って かけ直すと 「済みませんお母さん」と言う いろんな事を話した 娘との語らいは楽し…

わからぬが豪華絢爛ひな飾り

信州を旅した時に知り合った方と文通しています お顔も定かに憶えていないのですが お声と話し方は柔らかでお優しい方だと思いました 須坂の雛飾りと端午の節句の催事の切り抜きを送って下さったので披露 クリックして下さい 過日私がアップした怪しげな細工…

口と腹 あれこれ

金曜日は生協さんの配達日だから買い物はしない冷蔵庫が空っぽ いつも午後2時には来てくれるのに 4時になっても来ない5時になった・・・新人S藤さんの担当になっていたから孤軍奮闘しているのだろうとは思いつつ 白菜、ジャガイモ。ごぼう、にんじん、冷凍…

エルガー 朝のあいさつ

心がとても苦しかったときにNHKの「ゆうがたクィンテッド」と 「三銃士」だけは見ることができた ただそれだけが楽しみだった 朝のあいさつ おはよう 昼のあいさつ こんにちは 夜のあいさつ こんばんわ 別れは さよなら そして人形劇の「三銃士」 私は孤…